某電気設備メーカー CSR報告書

「売る」とは違う目的のライティング案件

CSRという言葉、すっかり定着しました。今回は、上場企業を中心に発行されることが多いパンフレットである「CSR報告書」の事例です。当社はCSR専門のプロダクションやコンサルタントではありませんが、それでも当社の能力が強く求められた、ちょっとユニークな事例です。

発電所などの設備機器を開発・製造

今回のクライアントは、発電所などで使われる高度な電気制御・管理用設備を製造するメーカー様。最近は再生可能エネルギー関連や電気自動車の充電用設備など、サステナブルの領域にも積極的に踏み込んでいるようです。

「初のCSR報告書をつくりたい」というご要望。しかし、求められているのは…

日頃お世話になっている総合印刷会社様から、「広報関連で長期受注している電設メーカー様が、CSRの本格展開に取り組んでいる。情報発信の基幹ツールとしてCSR報告書の第1号の発行を計画しているので、企画段階から関わってほしい」という依頼を受けました。CSRについては断片的なツールの制作経験はありますが、報告書という形態は未経験。正直に伝えると「いわゆるCSRのコンテンツ制作ノウハウより、パンフレット全体のグランドデザインや、各記事のわかりやすい説明といった部分に期待している」とのことでした。

「らしさ」を伝えることに注力

制作にあたっては、一般的なCSR報告書の構成をある程度踏襲しつつ、どうしたらこの、エネルギーインフラの根幹を担っているクライアント様の「事業を通じた社会貢献度の高さ」や、このクライアント様にしかできない「独自の取り組み」を伝えることができるか、そして当時急速に注目されつつあった「SDGs」への取り組みをどのように具体的に伝えるか…これらにフォーカスした提案を行いました。提案は受け入れられ、この企業の社風である「真面目さ」と、実は生活に密着している事業であることを伝えるための「親しみやすさ」のベストバランスを目指した内容のパンフレットが完成しました。

仕様

●A4判・24ページ

●PDFによるWeb限定公開(必要に応じて印刷)

台割構成と主な内容

●P1:表紙

●P2-3:トップメッセージ/企業理念/編集方針

●P4-5:[特集]SDGsに関する取り組み

●P6-7:[特集]社会インフラへの貢献(事業を通じた社会課題の解決)

●P8-9:事業の全体像と主力商品(の環境性・社会貢献度)/[コラム]スマートグリッドへの取り組み

●P10-11:ガバナンス

●P12-15:環境

●P16-21:企業活動(ダイバーシティ/地域貢献/安全/品質/資材調達など)

●P22:受賞・外部団体等からの評価

●P23:拠点、組織

●24:その他の情報

CSRの取り組みは、ステップアップする!

Photo:Gabriel Almanzar (Unsplash)

CSRの報告は、企業がステークホルダーに向けて発信するべき情報のごく一部に過ぎません。上場企業の多くは近年、既存のCSR報告書を統合報告書にステップアップさせる取り組みを行っていますが、価値創造プロセスの作成や、業界団体が定めたコンテンツ基準に対応する必要があるなど、ハードルは多いようです。

しかし、今回のCSR報告書を作ってみて感じたのは「社会貢献の視点が理念の段階からしっかりしていて、かつ実際に取り組めている企業。そしてビジネスモデルが明確な企業は、報告書づくりに苦労しない」ということでした。こうした姿勢と哲学を持つ企業を、ぼくは全力で応援したいですし、コピーライティングや編集といった面で、ぜひ力になりたいと思います。

なお、このクライアント様ですが、実は翌年度に「統合報告書へのステップアップ」を計画。その第一弾として、「プレ統合報告書」的な内容のブックレットを作成することになりました。こちらも当社が企画・構成・ライティングを担当しています。これについては、また別の機会に。

スタジオ・キャットキックは、企業経営の根幹に関わる情報発信の支援に積極的に取り組んでいます。今、最も重視しているのが「企業理念」「経営理念」です。これは、中小企業やベンチャーにも言えること。ここがしっかりさせることで、情報発信面はもちろん、実際の事業展開や採用・人材育成面、さらには事業承継の面などを強化することができます。この部分の支援サービスも行っていますので(というか、こっちをものすごく注力したいんですよ)、ぜひご相談ください!

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